追い込まれたバルセロナ
最後のミラン対バルセロナは、ミランがホームでの初戦を2-0でものにしている。このスコアには驚異的なデータが出ている。初戦をホームで迎えたチームの17勝0敗なのだ。つまり、データだけを見ればバルセロナの勝ち抜け確率は0%となる。
ミラン戦に関しては、バルセロナが圧倒的に優位との予想が多かったのではないだろうか。私もそう見ていたのだが、結果は逆。優勝候補のバルセロナは窮地に追い込まれた(予想を大外ししたことは大変恥ずかしいが)。
データはあくまでデータ。勝負のわずかな側面を捉えているに過ぎない。各クラブのファンであれば、不利なデータをチームが覆すことを願っているだろうし、実際そうなっても何ら不思議ではないのがサッカーだ。
だが、「データほど雄弁なものはない」という言葉もある。結果は必ずしもデータに倣うわけではないが、有利・不利は必然的にある。2ndレグを楽しむ一つの要素として、過去のデータも参考にしてはどうだろうか。
【了】