データ上優位に立つチームは?
セルティック対ユベントスは、セルティックのホームでの初戦をユベントスが3-0で下した。この場合、データでは上から4番目[0-3]となるため、初戦をホームで迎えたチームの過去成績は0勝4敗。ここから逆転したケースはない。
バレンシア対パリ・サンジェルマンは、バレンシアのホームでの初戦をパリ・サンジェルマンが2-1で下した。過去のデータでは1勝3敗とバレンシアには苦しい状況ではあるが、勝てないこともない。試合終了間際の得点で勝ち抜け確率は若干だが上がった。イブラヒモビッチの余計な退場もプラスに働くかもしれない。
シャフタール・ドネツク対ドルトムントは、シャフタールのホームでの初戦は2-2の引き分けだった。この場合は2勝8敗とデータでは圧倒的にドルトムントが優位に立った。終盤の同点弾がなければ2-1で、過去のデータでも10勝10敗だっただけに、シャフタールには悔やまれるドローだっただろう。
レアル・マドリー対マンチェスター・ユナイテッドは、マドリーのホームでの初戦は1-1の引き分けに終わった。マドリーの立場に立てば、過去の成績は11勝18敗。確率で言えば、約38%。やはりホームで勝てないと苦しい。
アーセナル対バイエルン・ミュンヘンは、アーセナルのホームでの初戦をバイエルンが3-1で下した。このスコアで終わった過去の試合はわずかに二度。いずれも敗れている。
ポルト対マラガは、ポルトがホームでの初戦を1-0でものにしている。ホーム&アウェイなため、ホームでの1-0はあまりアドバンテージがないのでは、と思われがちだが(アウェイでも同様に1-0で勝てばいい)、過去の成績では、20勝11敗。初戦で敗れたアウェイチームはホームに帰っても逆転できないケースが多いのだ。サッカーというスポーツにおいて、いかに先制点が重要かがよくわかる。
ガラタサライ対シャルケは、1-1。マドリー対ユナイテッドと同じ状況だ。