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【データで読むチャンピオンズリーグ】バルセロナ、ベスト8進出の確率は0%?!

2月12日~20日にかけてチャンピオンズリーグのベスト16、1stレグが行われた。2ndレグを迎えるにあたって、一体どのスコアだとどれくらい優位に立てるのだろうか。過去の成績を紐解いてみる。

text by 植田路生 photo by Kazuhito Yamada

二戦目に優位に立つには何点必要なのか?

 2月12日~20日にかけてチャンピオンズリーグのベスト16、1stレグが行われた。このスコアを持って、今度はホームとアウェイを入れ替えても2ndレグが行われる。

 チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドは決勝以外は2試合行われ、このホーム&アウェイというシステムにより実に面白い勝負のアヤを見ることができる。初戦の成績が二戦目に影響するのは当然のことで、戦術、選手起用、心理状態などさまざまな要因が絡んでくる。

 では、一体初戦をどういったスコアで終えるとセーフティーリードなのだろうか。過去の試合結果をデータ化してみた。チャンピオンズリーグと名を変えた92-93シーズンから昨季までのノックアウトラウンドにおいて、ホームでの初戦を以下のスコアで終えた場合の成績だ。

0-0 8勝17敗
0-1 1勝21敗
0-2 0勝7敗
0-3 0勝4敗
0-5 0勝3敗
1-0 20勝11敗
1-1 11勝18敗
1-2 1勝3敗
1-3 0勝2敗
2-0 17勝0敗
2-1 10勝10敗
2-2 2勝8敗
2-3 0勝5敗
2-5 0勝1敗
3-0 3勝2敗
3-1 8勝4敗
3-2 1勝6敗
3-3 0勝2敗
4-0 5勝0敗
4-1 5勝1敗
4-2 1勝1敗
5-1 1勝0敗
5-2 2勝0敗

 たとえば、あるチームがホームでの初戦を0-0で終えたとする。そうすると、二戦合計で勝ち抜けた過去のケースは8回あるのに対し、二戦合計で負け、つまり敗退してしまったのは17回ある。このように見ていけば、今大会においてもある程度、2ndレグの有利不利がわかるというものだ。

 では、今大会の結果をデータに当てはめてみよう。

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