1点が勝負を分けるポルト対マラガ
19日、チャンピオンズリーグのベスト16のうち2試合が行われる。ポルト対マラガ、アーセナル対バイエルン・ミュンヘンだ。後者は注目の一戦に間違いないが、前者も組織力の高いチーム同士が対戦するだけに、好ゲームが予想される。
ベッティングサイトの賭け率を見てみよう。bwinでは、ポルトの勝ちが1.75、引き分けが3.60、マラガの勝ちが4.50(午前3時現在)。ウィリアムヒルでは1.83、3.20、5.00とポルトが大きくリードしている。
両チームの特徴は高い守備力。ポルトはグループステージでの失点がわずかに4で、これはパリ・サンジェルマンに次ぐ32チーム中2位の成績である。“タコ”の異名をとるボランチのフェルナンドはボール奪取能力が高く、パス供給役となるモウチーニョも潰し役となることができる。もちろん、ビラス・ボアス時代から続く、CBのオタメンディ、マンガラを中心としたお互いを補完し合う組織的な守り方も健在だ。
対するマラガもグループステージでの失点は5。ミラン相手にも守備が崩れることはなく、グループステージを1位突破している。冬の移籍市場で左SBのモンレアルをアーセナルに放出したが、そこはMFもこなせるエリセウでカバーできる。
オッズが低いのは、ポルトが圧倒的に強いホームで初戦を迎えることと点取り屋リエジソンの加入によるためだろう(ブラジルから2年ぶりにポルトガルへ復帰)。2戦合計ということを考えるとそこまでの差はないと思われる。
ソリッドな守備をどう崩していくか――1点が勝負を分ける緊張感のある戦いになりそうだ。