香川ベンチ外。そのワケとは?
最初はエバートンのフェライーニに仕事をさせなかったこと。もう一つは相手の攻撃の起点になる左サイドの攻撃を封じたことだ。フェライーニに対しては万能型のジョーンズをマンマークにつける一方、ラファエウとバレンシアが的確なポジションニングで有効なスペースを与えなかった。
今後5試合は下位チームとの対戦が続く。ファーガソン監督は「といかく次の試合を勝つことしか考えていない。シティーの結果は気にせず、自分たちの試合に勝っていけば大丈夫だ」。恐らく71歳の指揮官の言葉に論評を加える必要でないだろう。
一方、香川真司の名前は昨年12月にひざの負傷から復帰して以来、初めてベンチ入りメンバーから外れた。
身体能力の高いエバートンが相手ということを考慮したのか。それとも日本代表戦の後の長距離移動、あるいは3日後に控えたレアル・マドリード戦を念頭に置いたのか。
すべては指揮官の判断次第だが、広報担当者は「けがではない」と言った。香川が置かれた立場は当面、そういった言葉から判断しつつ、推測が必要ということなのだろう。
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