ACLの出場権を逃した以上、スリム化が求められるのは必定
加入した選手よりも移籍した選手のほうが多かった今冬のFC東京。IN/OUTのリストを眺めると一見マイナスが大きいように映るが、ACLの出場権を逃した以上スリム化が求められるのは必定で、それ自体は問題ではない。
また発表された期限付き移籍のうち、「昨シーズンにつづく期限付き移籍先の付けかえ」または「昨シーズンと同じクラブへの期限付き移籍継続」に当たる件がロベルト・セザー(蔚山現代)、重松健太郎(愛媛FC)、幸野志有人(V・ファーレン長崎)、平出涼(カターレ富山)と四つもある。それに下田光平はFC町田ゼルビアへの期限付き移籍からV・ファーレン長崎への完全移籍の「切りかえ」であり、数のうえでは戦力減ではない。
2013シーズン 戦力の入れ替え
IN | OUT |
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阿部巧〔期限付き移籍から復帰/横浜FC〕 | ロベルトセザー〔期限付き移籍/蔚山現代(韓国)〕 |
吉本一謙〔期限付き移籍から復帰/水戸〕 | 椋原健太〔期限付き移籍/C大阪〕 |
東慶悟〔完全移籍/大宮〕 | 幸野志有人〔期限付き移籍/長崎〕 |
野澤英之〔新加入/FC東京U-18〕 | 梶山陽平〔期限付き移籍/パナシナイコス(ギリシャ)〕 |
三田啓貴〔新加入/明治大学〕 | 羽生直剛〔期限付き移籍/甲府〕 |
– | 重松健太郎〔期限付き移籍/愛媛〕 |
– | エジミウソン〔未定〕 |
– | 常澤聡〔完全移籍/山形〕 |
– | 下田光平〔完全移籍/長崎〕 |
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