長友が欠場したものの、インテルはペスカーラ戦に勝利し、約1ヶ月ぶりに勝ち点3を積み上げた。長友は次節復帰とも言われているが、欠場の間にライバルたちも評価を上げてきた。今後はポジション争いが激化することも予想される。ストラマッチョーニ監督は長友をどう評価しているのか? また本人のケガの状態は? 監督・本人のコメントから検証したい。
長友欠場もインテルは約1ヶ月ぶりの白星
12日のペスカーラ戦で2試合ぶりに招集された長友だが、ベンチ入りはならなかった。もっともそれは、本人にとっては承知のこと。筋肉系の故障でチームも慎重を期しており、まだ試合に出られるコンディションではなかった。
ただチームは勝ち星が出ずに順位を落とすなど、ムードが良くなかったこともあり、本人は前泊からの帯同を直訴。ストラマッチョーニ監督は、これを快く受け容れた。
「彼は重要な選手になった。試合にはまだ使える状態ではないが、出られないなりにチームのそばにいて、貢献をしようと考えてくれている。ロッカールームでチームメイトのそばにいることもまた素晴らしいことだ」と目を細めていた。
なお今シーズンでは出場停止中だったカッサーノがパルマ戦で、また故障中だったミリートが前節のウディネーゼ戦で、同様の措置を願い出ている。
さて今回の試合だが、インテルは2?0で37日ぶりに快勝した。前節フィオレンティーナに勝った勢いのまま挑んだ一方、プレスやカバーリングがてんで疎かだったペスカーラの不出来に助けられた一面はある。だが、インテルが久々に攻守にバランスの取れた闘いをしていたことも、また事実だった。
トップ下が板についてきたグアリンや、リーグ戦初出場初先発を勝利で飾った18歳のベナッシの活躍など注目点は多々あるが、ここでは長友のライバルとなる両サイドのパフォーマンスに話を絞りたい。