「鹿島アントラーズとの幸福な関係―内田篤人がいた4年半」(田中滋)
鈴木満強化部長「これから10年、鹿島でやって欲しいと思っていた。(移籍は)さみしいのもあるし、戦力としての穴が大きかった。でも、成功して欲しいと思ったし、いま、篤人が活躍しているのを聞くと嬉しい。なにより人間性がすばらしい。みんなから可愛がられる選手だった」
「内田篤人、覚醒のとき―高校時代の大いなる飛躍」(安藤隆人)
梅田和男(清水東高校サッカー部監督、当時)「あのスピードは武器になると思っていました。それで1年生の夏休みくらいに、Bチームの試合のメンバーが一人怪我をして欠員が出たので、『お前行け』と行かせてたんです。その試合でのコーチ陣の評価が良かったので、Aチームに引き上げました」
「高木善朗 次世代の選手が受ける刺激―内田篤人に重ねる成長曲線」(元川悦子)
――内田選手もあまり感情を表に出すタイプではないですよね?
高木「誰に対しても物怖じしない印象が強いですね。シャルケみたいなビッグクラブい入った時も、ファルファンやラウルがいて、普通なら最初は『すごい選手がいる』っていう感覚になると思うんです。でも篤人さんはごく普通のチームメートだと捉えている。いい意味で気を使わないというか、図太いというか、そういうところは参考になります。
やっぱり代表で活躍するような選手はそういうメンタリティがすごく重要だし、絶対条件だと思います。誰がいても自分がある選手だけが残っていく世界ですから」
本誌では他にも、サイドバックとしての内田を戦術的に徹底解説した「サイドバック戦術進化論」や少年時代の内田がモデル(?)と思われる謎漫画「ザ・サッカー」、心理学者が深層心理を分析した「内田の心理学」、ウッチーファンが溢れんばかりの内田愛を語り尽くした「ファン座談会!! ウッチーにハマる理由」と、内田篤人の魅力について徹底的に迫った記事が掲載されています。ぜひ、手にとってみてください!
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