SUPER☆GiRLSが語る大学サッカー
サッカーとの関係について前島亜美は次のように語った。
「今日披露させていただいた『がんばって 青春』もそうなんですけど、わたしたちはみなさんへの応援歌を歌うこともあり、サッカーをがんばっているみなさん、夢に向かってがんばっているみなさんをスパガの曲で元気づけられたらいいと思っています。
最近ではなでしこジャパンさんを観ていて、女性の方の活躍ということでも、もちろんすごいと思いますし、サッカーもほんとうに素敵だと思いますので、またこうやって試合のときにSUPER☆GiRLSが応援させていただけるようなことがあったら、すごく嬉しいと思います」
荒井玲良は大学生が運営、プレーし、観戦するこの大会が刺激になったという。
「このあいだの(ロンドン)オリンピックでもサッカーをいちばん応援していて、ふだん観戦することも好きなんです。こういうふうに同世代の、大学生の方たちがインカレの決勝でがんばっている姿を見て、わたしたちもすごく刺激になりました。こういう機会を与えていただいて、いい刺激になったと思います」
宮崎理奈は出身地である福岡からやってきた福岡大学にシンパシーを感じていた。
「わたしは東京でがんばっているけど、福岡大学のみなさんは福岡でがんばっている。でも、活動拠点は違っていても(福岡にゆかりのある人間として)がんばっているんだなということは伝わります。きょう披露させていただいた『がんばって 青春』という曲は二年前にリリースしたファーストシングルなんですけれども、そのときちょうど東日本大震災があり、(東京だけでなく日本中の)いろいろな方々に元気を届けたいという思いがありました。今回は福岡の方の前で応援歌を歌うことができてよかった」
また志村理佳は「本番前にスタッフの方から“福岡大学のみなさんが、SUPER☆GiRLSに会うために決勝をがんばる”と言っていたと聞いて、わたしたちもがんばろうと思いました」と、元気づけられた旨を語っていた。
サッカーファンがユニフォームを着てSUPER☆GiRLSのイベントに来ることもあると言い、間接的にもサッカーには親しみがあるようだ。
ライヴハウスやコンサートホールではないが、「最前」に立って声を上げてくれたファンに対しては「嬉しいですね~」とみなから喜びの声が。
渡邉ひかるは「緊張していたんですけど、ふだん応援してくださる方が前に立っているのは心強かったです」と、いわば「アウエー」でのサポートに感謝していた。ファンではなない観客が多い慣れない環境でのライヴだけに、実感がこもっている。やはりアイドルにとってもアウエーでの応援はありがたいものなのだろう。
国立競技場の感想を「広かったですね~」と口々に語るメンバーたち。次は単独ライヴで「帰ってくることが目標になるが、前日の1月5日には初の日本武道館公演実施が発表されている。
「今年は音楽でつながろうをテーマにいろいろなキャンペーンをやらさせていただくので、その一環として、サッカーをやられている大学生のみなさんの前でパフォーマンスできたことはすごく大きなことだなと思っています。
こうしてまだ知らない方にたくさん会いに行く1年にしたいので、その集大成が武道館になればいいなと思っています」(八坂沙織)
アイドルがサッカーの大会演出や報道に関わる機会が増え、双方の垣根が取り払われようとしている気配もあるなか、大学生主体のサッカー大会であるインカレでこうした試みがあったことは象徴的だ。ともに発展できるよう、手を携えることができる部分での連携は今後もありうるのではないだろうか。
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