メッシに残された最後の夢とは?
――バロンドールをもう一度受賞する理由は……。
「自分が成し遂げたことについて、僕は語るべき立場にはないよ」
――では受賞できない理由は何かありますか?
「候補者はたくさんいる。僕だけに可能性があるわけじゃない。スペインの選手たちは大きなタイトルを獲得した。EUROの連覇を成し遂げたのだから、他に比類のないところに彼らはいるといえる。あとは投票する人々がそれぞれをどう評価するかで、結果がどうなるのか……」
――あなたもキャプテンとして1票を投じますね。
「そう、2度目になる。去年はチャビとアンドレス、クン(アグエロ)に票を入れた」
――では今年は?
「(笑いながら)誰が候補にあがっているかも、まだよく知らないんだ。チャビとアンドレスは間違いないだろうし、アルゼンチンの選手も1人は入っているだろう」
※実際にバロンドール最終候補者に選ばれたのは、イニエスタ、C・ロナウド、メッシの3名。チャビやアルゼンチン選手であるアグエロは候補者ではあったが、最終候補には残らなかった。
――この賞についての話題が多すぎると思っていますか?
「みんな楽しんでいるのだろう。それだけ重要であるということさ。バロンドールの話題が盛り上がるのは当然だと思うよ。シーズン前からみんな話していたからね。僕が受賞を考えているかって? いや、それはないな」
――受賞を逃したら失望しますか?
「僕はすでに3年連続で獲得するという幸運に恵まれた。それだけで信じられないぐらい凄いことだと思っている。貰えない年だっていつか来るよ」
――14年に再び受賞するために、この2年は敢えて狙わないというのはありますか?
「ワールドカップの年だろう。いい考えかもね。アルゼンチンが世界チャンピオンになるってことだから。それなら文句はないよ。世界チャンピオンは、僕に残された最後の夢だからね」
インタビューの全文は、1月10日発売『サッカー批評60』で掲載いたします。ご期待下さい!