フットボールサミット開催宣言
サッカー界の重要テーマを多士済々の論客とともに議論する『フットボールサミット』第9回目の議題は「史上最強『海外組』の現在地を問う」です。
今や当たり前となった日本人選手の海外移籍。これほど多くの選手が欧州のクラブに在籍し、日本人がマンチェスター・ユナイテッドやインテルでプレーする日がくるとは、Jリーグがスタートした20年前には考えられませんでした。彼らはなぜ海を渡るのか? 海外でプレーすることの意義をどこに見出しているのか?
また、“外国人”としてプレーする過酷な競争のなかで活躍している選手ばかりではありません。不遇をかこち、試合に出られない選手もいます。かつては特別なこととして見られていた海外移籍が日常になりつつあるいま、改めて海外組の足元を見つめることで、 日本サッカーの現在地も知ることができるはずです。
日々厳しい環境に身を置く彼らにとっても、海外移籍はゴールではなく通過点に過ぎないという意識は、年々強まっているように感じます。同じく日本のサッカー界にとっても、海外組の数がいまにとどまらず、また同じような質の選手たちがJリーグにもたくさんいる状況を作ることが次のステップになるはずです。海外でも国内でも「香川真司」を超える選手を生み出していく。長足の進歩を遂げた我々なら決して不可能ではないはずです。
『フットボールサミット』議長 森哲也
■第9回議題 香川真司を超えていけ 史上最強「海外組」の現在地を問う
■藤井重隆
香川真司は赤い悪魔を変えることができるのか?
■ミムラユウスケ
内田篤人の流儀
■清水英斗
清武、乾、宇佐美は香川を超えられるか?
■ハビエル・モニーノ・ガルシア
本田圭佑はレアル・マドリードの10番になれるのか?
■了戒美子
酒井高徳 ドイツでこそ輝く才能
■神尾光臣、山本美智子、藤井重隆、小川由紀子、ミムラユウスケ
欧州5大リーグで成功するために必要なこと
■神尾光臣
長友佑都と森本貴幸の現在地
■小川由紀子
川島永嗣のプロフェッショナリズム
■戸塚啓
稲本潤一が超えてきた日本人の壁
■北健一郎
日本人がカンプ・ノウでプレーする日
■田崎健太
廣山望が海外で感じたこと
[COLUMN]
■有元健
「海外組」を巡る言説を問う
■橘玲
なぜ日本人選手は海外へ出ていくのか?
■植田路生(本紙副議長)
知られざる海外組第1号 佐田繁理
■本多辰成
なぜタイ・プレミアリーグに日本人選手が増えているのか?
[連載]
■大橋裕之
ザ・サッカー 第2回
■木村元彦
ランコ・ポポヴィッチのFC東京戦記Vol.4
■西部謙司の戦術サミット
第4回 サンフレッチェ広島 佐藤寿人・西川周作インタビュー
■佐山ブックマン一郎
サッカー版「ぼくの採点表」
■松本育夫
炎の説教部屋