苦戦する韓国代表【写真:Getty Images】
現地時間25日にロシアワールドカップ・グループリーグA組およびB組の最終節の試合が行われた。アジア勢ではサウジアラビアがエジプトに勝利を収め、イランはポルトガルと引き分けている。
開幕戦ではロシアに0-5の大敗を喫し、第2節でもウルグアイに敗れてグループ敗退の決まっていたサウジアラビア。だが同じく敗退決定済みのエジプトとの対戦では意地を見せ、2-1で今大会初勝利を挙げた。
イランは初戦でモロッコに勝利し、第2節はスペインに敗戦。最終的に決勝トーナメント進出は逃したが、強豪ポルトガル相手に引き分ける健闘を見せ、同国の過去最高成績となる勝ち点4で大会を終えている。
他のアジア勢では、H組の日本が1勝1分けの勝ち点4でグループ首位。C組ではオーストラリアが勝ち点1を獲得している。一方F組の韓国はここまでスウェーデンとメキシコに2連敗を喫し、アジア勢で唯一の「勝ち点ゼロ」にとどまっている。
複数の韓国メディアは、この状況を悲観的に捉えている。『スポータルコリア』は「サウジアラビア勝利、これで韓国だけが勝ち点“0ポイント”」、『文化日報』は「アジアからの参加5ヶ国のうちひとつだけ勝ち点を獲得できていない」、『ノーカットニュース』は「サウジも笑った、韓国だけ“0ポイント”の可能性」と、それぞれこの事実について伝えた。
韓国は現地時間27日にグループ最終節の試合を戦う。今大会初の勝ち点獲得を狙うとともに、決勝トーナメント進出の可能性も残してはいるが、相手は強豪ドイツ。ドイツもグループ突破のために勝ち点を必要としている状況であり、韓国にとって非常に厳しい相手であることは間違いないだろう。
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