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ボリビア国防相、墜落した飛行機の操縦士を強烈に非難「事故ではなく殺人だ」

text by 編集部 photo by Getty Images

シャペコエンセ
シャペコエンセへのサポートを示す横断幕【写真:Getty Images】

 ボリビアのレイミ・フェレイラ国防相は、先月コロンビアで起きた飛行機墜落事故について、事故ではなく殺人事件であるとして同飛行機の操縦士だったミゲル・キローガ氏を強烈に非難した。9日付のブラジル紙『グローボ』など複数紙が報じている。

 現地時間11月28日、コロンビアのメデジン近郊でブラジル1部リーグのシャペコエンセの選手らを乗せた飛行機が墜落し、71人が亡くなった。コロンビアの民間航空局は事故後にブラックボックスを回収して原因を追究しているところだが、燃料不足が主な問題だったという見方が強まっている。

 これを受けてフェレイラ国防相は、これは事故ではなく操縦士のキローガ氏が犯した殺人事件だと確信しているようだ。

「もし操縦士が本来給油を行う予定であったボリビアのコビハに到着するか、或いは最初から緊急事態宣言をしていたならば、このような悲劇を避けることができたはずだった」

 さらに同国防相は、パイロットが不十分な燃料で飛行していたことについて「偶然であるはずがない」と述べると、「メデジンで起こったことは殺人事件だった」と発言した。

 また、この事故の生存者6名の内の1人である航空技師のエルウィン・トゥミリ氏は、操縦士が緊急事態宣言をしていなかったことを証言したとされ、その一方でキローガ氏の妻であるダニエラ・ピント夫人は、現地時間7日に「私の夫が非道な人間ではなかったことを人々に理解してほしい」と公の場で呼びかけたと報じられている。

【了】

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