アンゲラ・メルケル首相と習近平国家主席【写真:Getty Images】
ドイツサッカー連盟(DFB)は26日、ドイツと中国の両政府間でサッカーにおけるパートナー関係の締結が合意に達したことを発表した。
パートナーシップは中国におけるサッカーの発展を目的とし、両国間での交流や選手育成、指導者や審判の交換、リーグ運営への協力などが具体的な活動内容に含まれるとのことだ。合意期間は5年間となる。
両国の合意はサッカー界にとどまらない国家レベルのもので、ドイツのアンゲラ・メルケル首相と中国の習近平国家主席の間で合意に向けた交渉が行われたという。最終的には、現在ドイツを訪れている中国の劉延東副首相がベルリンの連邦首相府で合意への署名を行った。
中国は国を挙げてサッカーの発展に取り組んでおり、今年4月には2050年までに世界的なサッカー大国になることを目指すという野心的なプランを打ち出した。クラブレベルでは世界的なスター選手や大物監督らが中国に集まっているが、代表チームの強化や国内のサッカー人口増加なども今後の中長期的な目標に掲げている。
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