チェルシーのエデン・アザール【写真:Getty Images】
現役時代にチェルシーで活躍したジャンフランコ・ゾラ氏は、現在のチェルシーで活躍するベルギー代表MFエデン・アザールには、世界トップクラスの選手になれるだけのポテンシャルがあると信じている。25日付の英紙『ミラー』が伝えた。
アザールは2014/15シーズンにはチェルシーをプレミアリーグ優勝に導く活躍を見せ、現在のサッカー界を代表する2人の選手であるバルセロナのFWリオネル・メッシやレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドに続いてトップに上り詰める可能性のある選手の一人だとも評された。だが昨季はチームとともに低調な1年を過ごし、一歩後退を余儀なくされることになった。
今季は再び好調なプレーを取り戻しており、ここまでプレミアリーグ12試合で7ゴールを記録。チェルシーの首位浮上に貢献している。自身もかつてチェルシーのエースとして活躍したゾラ氏は、苦しい1年を過ごしたことがアザールにとってプラスになったと考えているようだ。
「良い形で一歩下がることは、改善に繋がると思う。もっと必死に練習すべきだということを学ぶことができる。メッシやロナウドほど優れた選手になりたいのなら、本当に必死に努力しなければならないからだ」とゾラ氏は語る。
アザールがメッシやC・ロナウドのレベルに達することができるかどうかという質問に、「ポテンシャルはある。あとはもう少し安定した活躍ができるようにするべきだ」とゾラ氏。「難しい1年を過ごしたことで成長し、さらなる高みへ向かう準備ができたと思う」とアザールへの評価を述べている。
チームが無失点でのリーグ戦6連勝を収める中で、アザールもここ5試合で5得点と好調。プレミアリーグ首位に立つチェルシーは、現地時間26日の試合ではトッテナムをホームに迎える。
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