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カイケ、横浜FM退団を検討と母国メディアに明かす。”地震への恐怖”も一因

text by 編集部 photo by Getty Images

カイケ
横浜F・マリノスのカイケ【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノスのブラジル人FWカイケは母国メディアに対し、今季限りで日本を離れることも考えていると明かしている。24日付のブラジル『フォックス・スポーツ』が伝えた。

 カイケは今シーズン開幕後の3月8日にブラジルの名門フラメンゴから横浜FMへの完全移籍が決定。J1で23試合に出場して4ゴールを挙げたが、9月末には規律違反によりクラブから練習参加禁止の処分を下され、その後は試合に出場していなかった。

 横浜FMとは3年契約を結んでおり、あと2年間を残しているが、今季限りでの帰国も選択肢のひとつとして考慮しているようだ。サッカー選手としての日本での生活には非常に満足していると語るカイケだが、ブラジル帰国を考えている理由のひとつは、“地震への恐怖“だという。

 22日にも東北・関東で大規模な地震が発生したことに触れ、「今回が初めてじゃない。強い恐怖を感じた。何をすればいいのか分からず、完全な無力感を覚える」とカイケは日本で経験した自然の脅威への恐れを口にしている。

「最善の形を模索するように代理人と話をした」というカイケは、複数クラブが獲得への関心を示していることをすでにマリノスに伝えているという。だが現時点では具体的な話ではなく、「日本に残ることも、ブラジルに戻ることも、あらゆる可能性を排除しない」とのことだ。

【了】

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