現役を引退するスティーブン・ジェラード【写真:Getty Images】
今季限りでLAギャラクシーを退団していた元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが現役引退を表明した。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが一斉に報じている。
引退に際しジェラードは「僕が経験したキャリアは本当に幸運で、多くの人々の支えなしでは不可能だった」と感謝を述べている。
そして「僕は未来に向けて興奮しているし、まだピッチ上にたくさんのことを提供できる能力があると感じている。今はたくさんの選択肢を検討するために時間をかけているところだ。僕のキャリアの次のステージはすぐに始まる」と、新たな一歩を踏み出す36歳は将来への展望を語っている。
幼少時からリバプール一筋だったジェラードは1998年にトップチームデビューを果たし、それ以降17シーズンにわたって在籍し、クラブの象徴として長くキャプテンも務めた。プレミアリーグのタイトルには縁がなかったものの、04/05シーズンにはのちに“イスタンブールの奇跡”と呼ばれるチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献した。
2015年2月にはFA杯のボルトン戦でイアン・キャラハン、ジェイミー・キャラガーに次ぐリバプール史上3人目の通算700試合出場を達成。イングランド代表でも114試合出場21得点という功績を残ししている。
昨年からは活躍の場をアメリカに移し、LAギャラクシーで1シーズン半を過ごして先ごろ退団していた。すでに現役続行やイングランド3部のMKドンズの監督就任オファーを断っていた。
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