ミランのスソ【写真:Getty Images】
ミランのMFスソが、インテルとのダービーマッチで「2点決めたら歩いて帰る」という”公約”を実行しなかったことについて改めて振り返った。22日にスペインラジオ局『オンダ・セロ』がインタビューを伝えた。
現地時間20日に行われたセリエA第13節のミラノダービーを前に、スソはこの試合で2ゴールを決めたとしたら、スタジアムから徒歩で8時間以上かかるという自宅まで「歩いて帰る」と宣言していた。2-2のドローに終わった試合で実際にチームの2得点を決めたスソだが、試合後には「勝てなかった」からという理由で約束の実行を回避していた。
「2点目を決めると、祝福しに集まってきたチームメートのみんなに言われたよ。『歩いて帰れ、歩いて帰れ』ってね」とスソはダービーマッチを振り返った。しかし、「(試合前の)インタビューで言っていたのは、2点を決めて”ミランが勝ったら”歩いて帰るということだった」と述べ、約束に反してはいないと主張している。
スソはまた、かつてレアル・マドリーへの加入に近づいていたことも明かしている。現在23歳のスソは、2010年にスペインのカディスからリバプールの下部組織に加入。その後トップチームでデビューを果たし、2015年1月にミランへ移籍するまでプレーしていた。だがリバプールへの移籍前には自国の名門クラブとの契約に近づいていたという。
「マドリーとの話はほとんど決まっていたけど、そこにリバプールがやって来た。僕はプレミアリーグに行きたいと思っていたんだ」と話し、マドリー行きを蹴ってリバプールを選んだことを明かした。
イタリアでは「戦術面で大きく成長できた」とも語るスソ。「今年のミランは良くなっている。誰に対してもフェアで、若手を起用してくれる(ヴィンチェンツォ・モンテッラ)監督が来てくれた」と、チームと自身の好調を喜ぶ様子を見せている。
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