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激戦のミラノダービーは土壇場でインテルが追いつき2-2。長友交代出場、本田は出場せず

text by 編集部 photo by Getty Images

ミラン対インテル
2-2のドローに終わったミラン対インテル【写真:Getty Images】

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【ミラン 2-2 インテル セリエA 第13節】

 イタリア・セリエA第13節が現地時間の20日に行われ、ミランとインテルが伝統の”ミラノダービー”で対戦。2-2の引き分けに終わっている。

 今季ここまで3位と久々に好調なミランは、前節パレルモ戦を欠場していたニアンが先発に復帰。ロマニョーリは負傷のため欠場しゴメスが最終ラインに入る。本田は今節もベンチからのスタートとなった。

 インテルはピオリ新監督がこの大一番で初陣を迎える。中盤にはコンドグビア、最終ラインにはメデルが久々の先発入り。スタメンの可能性も囁かれていた長友は本田と同じくベンチで出場機会を待つ。

 前半はインテルがペースを握り、右サイドからの攻撃を中心に何度かミランのゴールに迫る形をつくり出す。前半最大のチャンスは24分、カンドレーバを追い越して右サイドに上がったダンブロージオのクロスにペリシッチがフリーで合わせたが、ダイビングヘッドは枠を捉えられなかった。

 インテルにボールを持たれていたミランだが、前半終わり頃にかけて速攻から何度か形をつくり始めると、43分には先制点を奪う。右サイドでボナベントゥーラからのパスを受けたスソが内側へ切り込み、左足の狙い澄ましたシュートをゴール左隅に突き刺した。

 後半に入って両チームが互いに何度か攻撃を繰り出したあと、次のゴールを生み出したのはインテル。左サイドからのスローインをペナルティーエリア手前で受けたカンドレーバが強烈なミドルで試合を振り出しに戻した。今季加入したカンドレーバはインテルでのセリエA初ゴール。

 だがそのわずか5分後、この試合で「2点決めたらスタジアムから歩いて帰る」と公約を口にしていたスソが再びネットを揺らす。右サイドを駆け上がったバッカからのマイナスのパスを受け、巧みなステップでミランダをかわすと今度は右足でGKドンナルンマを破った。

 インテルは65分、2枚目の交代カードでアンサルディに代えて長友を左サイドに投入。右サイドで猛威を振るうスソの対面で重要な役割を与えられた長友は、高い位置で何度か攻撃に参加することでミランの右サイドを封じ一定の貢献を見せていた。

 それでもミランがそのまま勝利を収めるかに見えたが、アディショナルタイムに試合が動く。コーナーキックの場面でGKハンダノビッチも上げて最後の攻撃を繰り出したインテルは、ムリージョが高い打点のヘッドでファーポストへ流したボールをペリシッチが押し込む。土壇場で2-2の同点ゴールが生まれ、ミラノダービーは劇的な形でドローに終わった。

【得点者】
42分 1-0 スソ(ミラン)
53分 1-1 カンドレーバ(インテル)
58分 2-1 スソ(ミラン)
92分 2-2 ペリシッチ(インテル)

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【了】

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