ツエーゲン金沢のサポーター【写真:Getty Images】
明治安田生命J2リーグの今季最終節となる第42節が20日に各地で開催された。
J2からは最下位の1チームが来季J3に自動降格し、1チームが入れ替え戦に回る。前節を終えた時点で、20位FC岐阜、21位ギラヴァンツ北九州、22位ツエーゲン金沢の3チームに降格および入れ替え戦出場の可能性が残っている状況だった。
北九州と金沢に勝ち点2の差をつけており、自力での残留が可能なFC岐阜はホームで東京ヴェルディと対戦。前半に2度のリードを奪われながらもすぐに追いついて2-2で折り返すと、後半にはFW難波宏明が2点を奪って4-2の勝利を収め、来季のJ2残留を決めた。
最下位の金沢は、J2優勝とJ1自動昇格の懸かっていた首位の北海道コンサドーレ札幌とアウェイで対戦した。昇格争い、残留争いともに他会場で大きく試合が動く中、札幌ドームはスコアの動かない展開となり、0-0のままタイムアップを迎える。勝ち点1を加えた札幌はJ2優勝とJ1自動昇格を決め、金沢も勝ち点を39に伸ばした。
アウェイでモンテディオ山形と対戦した北九州は前半を0-0で折り返したが、後半にはFW大黒将志の2ゴールなどで3点を奪われて0-3で敗戦。この結果、北九州を1ポイント上回った金沢が入れ替え戦へと回り、最下位に転落した北九州がJ3降格を強いられるという結果に終わった。2010年にJFLからJリーグへと加入した北九州は、7年間戦ってきたJ2から初の降格となる。
J2・J3入れ替え戦で金沢と対戦するのは、J3を2位で終えた栃木SC。入れ替え戦はホーム&アウェイ方式で、11月27日に栃木ホームでの第1戦、12月4日に金沢ホームでの第2戦が行われる。
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