フットボールチャンネル

豪州、3試合連続ドローでグループ3位に後退。日本戦に続き得点はPKのみ

text by 編集部 photo by Getty Images

オーストラリア
オーストラリア代表は3試合連続ドローで足踏み続く【写真:Getty Images】

【タイ 2-2 オーストラリア 2018年ロシアW杯アジア最終予選】

 ロシアW杯アジア最終予選で日本と同じグループBのオーストラリア代表は15日、アウェイでタイ代表と対戦した。

 グループBはオーストラリアのほか、サウジアラビアや日本も熾烈な上位争いを繰り広げており一瞬の気の緩みも許されない。先月両国と引き分けたオーストラリアにとって、タイはどうしても勝たなければならない相手だ。

 オーストラリアは日本戦で機能しなかった2トップから本来の3トップに戻し、1トップには国内リーグで活躍するマクリーンが入る。代表2キャップ目の若手FWをクルーズとレッキーが支える形となった。

 最初のゴールは試合開始早々の10分に生まれた。プラトゥンがペナルティエリア内でハンドを犯してオーストラリアにPKが与えられる。それをキャプテンのジェディナクが難なく決めてアウェイチームが先制した。

 しかしタイも食い下がる。20分、右サイドからオーストラリアの最終ラインを破ったトリスタンから低いクロスを入れ、中央で混戦を制したティーラシンがシュートをねじ込む。エースの一撃でタイがすぐに追いついた。

 後半に入って56分、今度はオーストラリアのレッキーが不用意なファウルでPKを献上。これをティーラシンが決めてホームの大声援を受けたタイが逆転に成功した。

 すでに2本のPKが生まれたこの試合だが、まだ終わりではなかった。64分、ジェディナクがファウルを受けてPKを獲得。これを自ら決めてオーストラリアが同点とする。

 タイは我慢の時間帯が続いたが、相手の拙攻に助けられながらしっかりと耐えて貴重な勝ち点1を獲得した。日本戦に続いてPKでしか得点を奪えなかったオーストラリアは2-2で3試合連続ドローとなり、グループ3位に後退。W杯出場に向けて足踏みが続いている。

【得点者】
10分 0-1 ジェディナク(オーストラリア)
20分 1-1 ティーラシン(タイ)
57分 2-1 ティーラシン(タイ)
65分 2-2 ジェディナク(オーストラリア)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!