日本代表のスタメンが発表された(写真はオマーン戦のもの)【写真:Getty Images】
【日本-サウジアラビア ロシアW杯アジア最終予選】
日本代表は、ロシアワールドカップアジア最終予選のサウジアラビア代表戦に向けたスターティングメンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、11日に“仮想サウジアラビア”として行われたオマーン戦から5人を変更した。
オマーン戦で1年5ヶ月ぶりの出場を果たし、2得点を決める活躍を見せた大迫勇也はこの大一番でも先発を勝ち取った。ハリルホジッチ監督も、オマーン戦の活躍を受けて「(1トップの)良い候補が見つかった」と高く評価していた。
久保裕也は自身初のA代表先発となった。リオ五輪はクラブの都合によって出場を断念した久保だが、オマーン戦では途中出場でA代表デビューを飾っている。
本田圭佑と香川真司はともにベンチスタートとなった。この2人が最終予選でベンチ入りしながら先発から揃って外れるのは、過去すべてのワールドカップ最終予選を通じて初めてのことである。6大会連続のワールドカップ出場へ負けられない一戦で、ハリルホジッチ監督は大勝負に出た。
左サイドバックには、長友佑都が復帰を果たした。長友が最後に出場したのは今年6月に行われたキリンカップのボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来5ヶ月ぶりのことである。
今回の代表メンバーは25名が招集されているが、最終予選では選手登録が23名となっているため、植田直通と井手口陽介がベンチから外れた。
サウジアラビア戦のスターティングメンバーは以下の通り。試合は19時35分にキックオフ予定。
▼GK
12.西川周作(浦和レッズ)
▼DF
5.長友佑都(インテル/イタリア)
6.森重真人(FC東京)
22.吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
19.酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
▼MF
17.長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
13.清武弘嗣(セビージャ/スペイン)
16.山口蛍(セレッソ大阪)
▼FW
15.大迫勇也(ケルン/ドイツ)
8.原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
14.久保裕也(ヤングボーイズ/スイス)
FIFAランキングで54位のサウジアラビアは、4試合を終えて勝ち点10でグループの首位に立っている。同51位の日本は、この試合に勝利すればその他の試合結果次第で首位に浮上する可能性もある一方で、敗れれば本大会出場が遠のく重要な一戦だ。
ハリルホジッチ監督は試合の前日会見で、「サウジアラビアの試合については10試合以上見た。誰が先発で出るのか、途中交代の選手についても把握している」と自信を見せており、「我々はホームで戦う。攻撃して得点を取りたい。だが相手の罠に引っかかってはいけない。カウンターが速い選手が3~4人いるので、しっかりと攻撃をしてオーガナイズを崩さず、相手にカウンターをさせないことが大事になる」と警戒を強めている。
サウジアラビアとは過去11試合で対戦し、日本の7勝1分3敗と勝ち越している。その一方で、直近の4試合を見ると2勝2敗と互角の戦いを演じている。
【了】