川崎フロンターレの元日本代表FW大久保嘉人が8日、自身のブログで移籍を匂わせる報告をした。

　2013年からJリーグ史上初となる3年連続の得点王を獲得した大久保だが、一部報道でFC東京への移籍が取りざたされている。

「気持ち」というタイトルで更新されたブログは、「オレの性格的に、黙ったまま過ごすことができないので、こんなタイミングだけど、ちょっと話をさせてもらいます」という前書きから始まり、自身の“気持ち”を綴っている。

「フロンターレに来て4年、3年連続得点王を取ることができて、今年はタイトル争いもできている。プロサッカー選手として、とても充実した毎日を過ごせています」と、川崎Fでのプレーに満足感は示しながらも、新たな環境への挑戦を決断したことを明かした。

「でも、その環境に甘えるというか、あぐらをかいて過ごすのは、オレらしくないし、今までも常に挑戦する気持ちを持ち続けてきたから、これからも挑戦し続けたい。自分でいろいろ道を作っていきたい。その気持ちが何より強くなりました。

　本当なら、天皇杯、チャンピオンシップが終わるまで、こういう話をせず、試合に集中したかったけど、何も言わずに過ごすほうが、チームのみんなにも迷惑をかけるし、オレ自身も集中できない。絶対にチャンピオンシップで勝ちたいから。そのために、クラブに相談して、このタイミングで、こんな話をすることを話し合って決めました」

　今季のJ1を年間2位で終えた川崎Fは、年間優勝を決めるチャンピオンシップ（CS）の準決勝から進出が決まっており、鹿島アントラーズと対戦する。

　また天皇杯では、CS決勝にも進出している浦和レッズとベスト16で対戦することが決まっている。

　最後に、大久保は「フロンターレでタイトルを取りたい。その気持ちは変わりません。何が何でも優勝したい。それがオレの今の気持ちです！」と、クラブ史上初となる主要タイトルの獲得をサポーターに誓った。

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