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名古屋グランパスのJ2降格が決定。J初年度から参戦24年で初

text by 編集部 photo by ダン・オロウィッツ

名古屋グランパス
J2降格が決まった名古屋グランパス【写真:ダン・オロウィッツ】

 明治安田生命J1リーグ2ndステージの最終節となる第17節が3日に各地で開催された。接戦となっていた残留争いは、名古屋グランパスが来季J2に降格するという形で決着することになった。

 年間通算成績で最下位(18位)のアビスパ福岡と、17位の湘南ベルマーレは最終節を待たずにすでにJ2降格が決定。最終節を迎えた時点でジュビロ磐田、ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟、名古屋の4チームが残留を争っており、この4チームのうち1チームが降格するという状況だった。

 降格圏の16位に位置していた名古屋は、ホームで湘南と対戦。すでに降格の決まっていた相手に対し、前半だけで0-2とリードを奪われる苦しい展開となった。後半立ち上がりに1点を返したが再び突き放されて1-3の敗戦に終わり、勝ち点を伸ばすことはできなかった。

 名古屋と勝ち点で並んでいた新潟もホームでサンフレッチェ広島に0-1で敗れたが、得失点差で新潟がマイナス16、名古屋がマイナス20となり、名古屋が16位のまま降格することが決まった。ベガルタ仙台に1-0で勝利した磐田、サガン鳥栖に0-1で敗れた甲府は新潟とともに残留を決めた。

 名古屋はJリーグが設立された1993年からリーグに参加してきた10チーム、いわゆる”オリジナル10″の一角で、2010年には年間王者のタイトルも獲得している。99年にJ1、J2の2部制が導入されて以来常にJ1で戦い続けてきたが、クラブ初のJ2降格となった。これにより、J2に一度も降格したことのない”オリジナル10″は、鹿島アントラーズと横浜F・マリノス(99年に横浜マリノスと横浜フリューゲルスの合併により誕生)の2チームのみとなる。

【了】

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