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日本代表 8年前

英国人が見た豪州戦「香川が先発で清武がかわいそう」「相手DFは原口にビビッてる」「10番は変えるべき」

日本代表は11日、ロシアワールドカップアジア最終予選でオーストラリア代表とアウェイで対戦して1-1で引き分けた。この試合中、イングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Shinya Tanaka , Getty Images

「香川が先発で清武がかわいそう」

香川
オーストラリア戦で先発出場した香川真司【写真:田中伸弥】

――この試合の注目ポイントはどこになるでしょうか?
「決定力。チャンスは非常に少ないだろうから、絶対にゴールを決めないと」

――イラク戦で好調だった清武がベンチスタートとなり、香川が先発です。
「そうだね。清武がかわいそう…。香川のベンチスタートだけじゃなくて、岡崎の代わりに小林が先発しているようにスピードのある選手を使いたいんだと思う。今日の日本はディフェンスラインが引いてカウンターで攻めることになる。イラク戦は清武、原口、本田のポジションが流動的だったけど、今日は固定されると思う」

――本田は1トップでの起用ですね。
「そうだね。本田は香川の前で、原口と小林のワイド。本田のセントラル起用はいいと思う」

――人材難が懸念された左サイドバックは槙野になりました。
「その辺は大丈夫だと思う。槙野はフィジカルが強いからね」

――試合開始早々に原口が先制点を決めました!
「スピーディ・カウンターだったね! これは大きい。決定力もあるし、3試合連続ゴールで調子もいい。でも、大事なのはこの後」

――原口のゴールは本田のポストプレーから生まれました。
「本田は真ん中にいればこのような貢献はできる。ワイドで使うのは少しもったいないね」

――日本は相手にボールポゼッションを譲って、守備から入る展開ですね。この戦い方が日本にあっているのでしょうか?
「アプローチは相手によると思う。もちろん、オーストラリアとのアウェイ戦ではこのような入り方は必要。でも90分は難しいと思う。どこかで主導権を握らないと。あと1時間以上ある。ずっと守ると厳しくなる」

――でも、W杯本大会ではこのような戦い方は必要ですね。
「間違いない」

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