レアル・マドリーのセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスがエスパニョール戦で見せた”演技”が物議を呼んでいる。18日、スペイン紙『マルカ』などが報じている。
問題のシーンは、ゲームが0-0で進んでいた25分に起こった。エスパニョールのエルナン・ペレスがペナルティエリア外から放った強烈なシュートがラモスの顔面に直撃し、そのままラモスは顔を抑えピッチに倒れ込み、プレーが止まった。
ピッチ上にうずくまり、悶絶するラモスを横目に何人かのエスパニョールの選手たちが主審に、ラモスがボールを手でブロックしていたことを主張するが認められず、一方のラモスにもお咎めなし。
しかし、スロー映像を確認すると、エスパニョールの選手の主張通り、ラモスはペレスのシュートを手でブロックしていたことが分かる。
これについて、元審判のアンドゥハル・オリベル氏は「疑問が残る。もし手でブロックしていたのならイエローカードだ。彼は既に1枚カードをもらっていたのだから退場となるべきだったのだ」と述べている。
実は、ラモスはこの日、開始早々にイエローカードをもらっており、上記のプレーがハンドを取られていれば退場となっていたかもしれないということだ。この時点で試合は0-0であり、最終的にマドリーが2-0で勝利したことを考えると、ラモスの”演技”は流れを大きく変えたといえるのではないだろうか。
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