トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】
トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、同クラブ所属の韓国代表FWソン・フンミンが今年の夏に移籍することを望んでいたと認めている。18日付の英紙『デイリー・メール』が伝えた。
ソン・フンミンは昨年夏に、アジア人選手としては史上最高額となる移籍金でレバークーゼンからトッテナムに加入。だがプレミアリーグ1年目の28試合出場4得点という成績は物足りないものとみなされ、この夏にはドイツへ復帰する可能性が噂されていた。
ソン・フンミンには特にヴォルフスブルクが強い関心を抱いていたとみられる。移籍金2400万ポンド(約32億円)のオファーが提示されたが、トッテナムはこれを断ったようだ。ポチェッティーノ監督は、ソン・フンミン自身がドイツ復帰を望んでいたことを認めて次のように語っている。
「五輪を終えたあと、彼が考えていたのはドイツへと去ることだった。だが選手が望むことと、クラブの決定は別物だ。彼は移籍したいと望んでいたが、結局残留の決断を受け入れ、ポジションを争っていくことにしたんだ」
残留を決めたソン・フンミンは、移籍市場が閉じたあとの最初の試合となったプレミアリーグ第4節ストーク・シティ戦で2ゴールの活躍。現地時間18日に行われた第5節サンダーランド戦でもチームの勝利に繋がる好プレーを見せた。結果的には残留が間違っていなかったことを証明しつつあると言えそうだ。
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