トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】
この夏はトッテナムに残留することになった韓国代表FWソン・フンミンだが、1月の移籍市場でブンデスリーガへ復帰するかもしれない。6日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。
昨年夏にアジア人選手としては史上最高額となる移籍金でトッテナムに加入したソン・フンミンだが、プレミアリーグでの1年目は28試合4得点と、ドイツでの実績と比較すれば物足りない結果に終わった。マウリシオ・ポチェッティーノ監督からの評価は芳しくない様子で、この夏には移籍の可能性も噂されていた。
ドイツで高く評価されるソン・フンミンに対しては、ヴォルフスブルクが3200万ユーロのオファーを出した模様だが、トッテナムとの合意には至らなかった。トッテナムは、昨夏3000万ユーロで獲得した同選手を放出する条件として、移籍金4000万ユーロ(約45億7000万円)の支払いを要求しているという。
今回はソン・フンミン獲得を逃したヴォルフスブルクだが、冬の移籍市場に向けて再びオファーを検討している模様だという。以前から同選手に関心を持ち続けているというクラウス・アロフスGMは、「我々にとって非常に興味深い選手だ」と認めている。
韓国代表のオーバーエイジ選手としてリオ五輪に出場し、トッテナムへの合流が遅れたソン・フンミンは、今季プレミアリーグでまだ出場がない。W杯予選を戦うA代表にも招集され、1日の中国戦に出場したが、トッテナムとの契約により6日のシリア戦には出場することなくクラブへ戻っている。
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