スソ(左)か本田圭佑(右)のどちらかがミランを退団?【写真:Getty Images】
伊『カルチョメルカート.com』は23日、「スソか本田、1人がミランを去る」と題した特集を掲載した。
今季からミランを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は4-3-3のフォーメーションを採用すると見られている。そのため本田圭佑がプレーするとなれば右ウィングが濃厚だ。
しかしモンテッラ監督は右ウィングに昨季までユベントスに在籍したファン・クアドラードの獲得を要望しているようで、残されたポジションは左ウィングしかない。
そこでライバルになるのがスペイン人MFのスソだ。リバプールからバーゲン価格で手に入れたテクニシャンは昨季レンタル先のジェノアで輝きを放ってミラン復帰を果たした。プレシーズンマッチのボルドー戦で2ゴールを挙げるなど新監督に猛アピールを続けており、日に日に評価を高めている。
その証拠にミランは1000万ユーロ(約12億円)の違約金を設定しているものの、昨季在籍したジェノアをはじめアタランタやサッスオーロといったイタリア国内クラブだけでなく、ミドルスブラやデポルティボ・ラ・コルーニャなど国外のクラブも獲得に関心を示しているという。
一方で本田の現状は厳しいと分析されている。2017年夏までの契約を延長する交渉は停滞しており、まとまった移籍金を得る最後のチャンスである今夏のうちに売却される可能性があるようだ。
これまでもそうだったように数多くのクラブが本田に興味を示している。だが、移籍金が500〜600万ユーロ(約5億8000万〜7億円)と手頃な一方で250万ユーロ(約2億9000万円)とも言われる高額な年俸がネックになっている。
負傷で出遅れてしまった本田は勢いに乗るスソとの競争を制し、ミランで居場所を確保できるだろうか。シーズン開幕までの短期間で負傷を完治させ、まずは遅れを必死に取り戻さねばならない。
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