セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】
今季にセビージャに加入した日本代表MF清武弘嗣は、激しいポジション争いを強いられそうだ。10日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が伝えている。
アルゼンチン出身のホルヘ・サンパオリ監督就任が決まっているセビージャは同日、サンプドリアからMFホアキン・コレアを獲得したことを発表した。同選手は来月から行われるリオデジャネイロ五輪に挑むアルゼンチン代表18名にも選出されている。
21歳のコレアはトップ下を主戦場にしており、左ウィングでも左サイドハーフでもプレーできる選手だ。昨季にはサンプドリアで10番を付けてプレーし、25試合に出場して3得点を決めている。移籍金は1300万ユーロ(約14億円)とみられており、翌日にメディカルチェックを受けることになっているようだ。
さらにクラブは、日本代表DF長友佑都が所属するインテルへフリー移籍をしたエベル・バネガの後継者として、ベルギーリーグ1部のアンデルレヒトで10番を付けるMFデニス・プラートを迎えるとみられている。2011年にトップチームでデビューを果たした同選手は、22歳の若さですでに公式戦で180試合に出場。欧州中から注目を浴びている将来有望な選手の1人だ。
そしてもう1人バネガの候補者として考えられているのが、先日噂されたセリエAのパレルモに所属するMFフランコ・バスケスだ。同選手は今夏の移籍が確実視されており、本人自身もセビージャへ入団する可能性をすでに明かしている。
新天地での冒険に期待を膨らませる清武。しかしそこでは激しいポジション争いが待ち受けているようだ。
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