ポール・ポグバ(左)とブレーズ・マテュイディ(右)【写真:Getty Images】
フランス代表MFポール・ポグバの再獲得に迫っているマンチェスター・ユナイテッドだが、もう1人同じポジションに新戦力を迎えることを狙っているようだ。大手スポーツメディア『ESPN』が報じた。
ユナイテッドは中盤にダイナミズムを加えるため、ポグバに大金を投じる用意をしている。しかし、所属先のユベントスや本人に移籍を拒否された場合の代役としてパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表MFブレーズ・マテュイディにも視線を送っていた。
結果的にポグバのユナイテッド復帰は徐々に現実味を帯びてきているが、ジョゼ・モウリーニョ監督はそれで飽き足らず、次点のターゲットだったマテュイディ共々獲得に動くという。同選手はウナイ・エメリ監督が古巣セビージャから連れてきたグジェゴジュ・クリホビアクの加入でPSG内での立場が微妙になっている。
契約延長こそしたものの負傷が増え年間を通して計算できなくなったマイケル・キャリックをはじめ、バスティアン・シュバインシュタイガーやモルガン・シュナイデルラン、アンデル・エレーラも含め昨季のユナイテッドの中盤はことごとく期待を裏切った。
モウリーニョ監督は陣容の刷新と中盤の活性化を望んでおり、そこへ投資を惜しまない姿勢だ。その証拠にポグバには1億ポンド(約130億円)を超える移籍金を用意して競合するビッグクラブに対抗しようとしている。
だが、ポグバ自身にいまだレアル・マドリーやバルセロナへの未練があるようで決断には至っていない。徐々にチームを自分色に染めようとしているモウリーニョ監督の“真の狙い”であるフランス代表MF2人の同時獲得は実現するだろうか。
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