ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
自身2度目のEURO決勝に挑む、ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドは、フランスの有利を認めつつも、勝利を堅く信じている。9日、スペイン紙『アス』が報じている。
ロナウドは「ホームで戦えることはフランスにとって大きなアドバンテージだ。国中が彼らを後押ししてくれる」と述べながらも、「我々を倒すのは簡単ではないだろう。大会が始まってから、我々に勝ったチームはないのだ。フランス戦でもそうあって欲しい」とコメントする。
「こういう舞台は常に夢見ていることだ。代表でタイトルを獲れたらものすごい達成感だろう」と語るロナウド。「僕は信じている、仲間たちも信じている、ポルトガル国民も信じている、そしてフランスに住むポルトガル系の移民たちも、皆が勝利を信じているのだ」と勝利への強い気持ちを口にする。
ウェールズ戦のゴールでミシェル・プラティニ氏が持つEURO最多ゴール数9点に並んだが、「もう過ぎたことだ。記録に追い回されたくない。記録とはやって来るものなのだ」と語り、「いい気分だが、自分はまだ若く、強い。だからこの調子で続けていくことに気を配りたい」と続ける。
「ポジティブでいるべきだ。日曜日はポルトガルが主要大会を初めて制覇する日となるだろう」と語る31歳の絶対的エース。19歳だった2004年の決勝で流した悔し涙を、2016年には歓喜の涙へと変えることができるのだろうか。決戦の時が来た。
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