巨人同士の戦い。ドイツは再びゲッツェを抜擢か
アズーリから“初勝利”を奪えるか。2016年7月2日に行われるEURO準々決勝で、ドイツ代表はイタリア代表と戦う。
ボルドーでの対戦相手がアンテニオ・コンテ率いるイタリア代表に決まると、代表監督ヨハヒム・レーブは「今大会における2つのベストチーム同士が戦うことになる」と息巻いた。
これに対してはフンメルスも「監督の言っていることは十中八九正しいね」と同調する。6月30日付の『キッカー』誌は、一面に「巨人同士の闘い」と記した。ドイツ代表にとって、今大会で最大の山場であることは間違いない。
レーブは、スタメンについて「常に変更の可能性はある」と言う。大会を通して改善しながら、ワントップにゴメスを、右SBにキミッヒを置いて3-0と圧倒したスロバキア戦から、イタリア戦に向けて再び「変更」があるのかもしれない。
と言うのも、3月のテストマッチでは、3バックでイタリア代表を4-1と圧倒したからである。その時は3バックと左右両ウイングバックに、中盤がエジルとクロース、3トップが左にドラクスラー、右にミュラー、そして中央に、ゲッツェだった。
イタリアとの親善試合で、ゲッツェは前線を広く動いて攻撃を活性化すると、1ゴールを決めている。『キッカー』電子版は「クロースとゲッツェのおかげ:ドイツ代表は1995年以来初めてイタリア代表を打ち負かす」と記した。95年6月にチューリッヒで行われたテストマッチで、2-0で破って以来の勝利だった。
つまり2日の試合でレーブが3バックを選択し、ゲッツェを再びワントップで起用する可能性もある。