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ドイツのキーマン、4年前のリベンジへ「イタリアへのトラウマはない」

text by 編集部 photo by Getty Images

トニ・クロース
ドイツ代表のトニ・クロース【写真:Getty Images】

 EURO2016、ベスト8随一の好カード、ドイツvsイタリアの一戦。ドイツ代表のキーマン、MFトニ・クロースは4年前のイタリア戦での敗戦のトラウマを否定する。30日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 クロースは報道陣から、4年前の準決勝でイタリアに敗れたトラウマの存在について問われると「どうして、僕がイタリアにトラウマを持っているのだろうか」とその存在をきっぱりと否定した。そして、4年前の敗因を「戦術的な失敗ではなく、明らかなミスが多かった」とコメントしている。

 また、レアル・マドリーでプレーするMFは、スペインの今大会でのプレーぶり評価していたこともあり、イタリアがスペインに勝利したことについて「驚いている」と述べ、コンテアズーリを「非常にコンパクトで、確実なディフェンスをするチーム」と語る。

 そして、チームメイトのMFサミ・ケディラがイタリアでプレーしていることもあり、イタリア選手の情報が伝わっていることを述べ、「勝たない限り、大会から去るわけだから、まず勝つこと重要だ」と締めた。

 ヨアヒム・レーブ監督をして、「決定的な存在」と言わしめるクロース。26歳にして十分な経験と実績を誇るその存在感は世界王者の中でも別格だ、イタリアに対し、4年前のリベンジという思いもあるだろう。クロースのプレーが冴えわたる時、それは現実へと近づく。

【了】

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