ユベントスが獲得を狙うロメル・ルカク【写真:Getty Images】
エバートンに所属するベルギーの“怪童”FWロメル・ルカクがユベントスに加入する可能性は無いようだ。21日付のベルギー紙『ヘット・ニウスブラット』が報じている。
レアル・マドリーがスペイン代表のFWアルバロ・モラタの買戻し権を行使したことでユベントスは代役探しに着手しているが、それでもモラタを連れ戻すことを諦めてはいないようだ。しかし、マドリーは少なくとも6500万ユーロ(約77億円)を求めているようである。
そこでユベントスは仕方なく別の選手へターゲットを変え、その内の1人が前から気に入っていたルカクだとみられている。しかし、代理人のミノ・ライオラ氏がそれに待ったをかけたようだ。
ライオラ氏は「ロメルにイタリアでプレーする為のクオリティーがあるのは確かだよ。だけど、現在のイタリアの経済状況を考慮すれば、ルカクに手が出せるチームなど存在しない」ときっぱりとその可能性を否定している。
さらに「新たな中国人投資家でも現れない限り、彼はイタリアのクラブには高すぎるんだ」と続ける。「同選手を獲得する為に大金を投資できるクラブは、イングランドのトップクラブか、バルセロナか、レアル・マドリーか、パリ・サンジェルマンしかないね」と獲得できるクラブの数さえも限られていると説明した。
果たしてユベントスがモラタの代役に抜擢するのは誰になるだろうか。
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