イタリア相手に封殺されたイブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
スウェーデン代表の王様であるズラタン・イブラヒモビッチだが、イタリア代表の鉄壁には全く歯が立たなかったようだ。17日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
EURO2016のグループステージ第2戦が現地時間17日に行われ、スウェーデンはイタリアに1-0で敗北。この結果、2試合を終えて勝ち点が未だ1点しかないスウェーデンが先に進むためには、第3戦のベルギーに勝利することが絶対条件となっている。
今夏退団したパリ・サンジェルマンで今季に51試合に出場し50得点を決めたイブラヒモビッチだが、イタリア代表のBBC(アンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニ)相手に決定機すら作ることができなかった。
1対1で競り合ったキエッリーニとお互いに打撃を与えあったかどうかを尋ねられたイブラヒモビッチは「いいや、さもなければ今頃は病院にいるはずだからね」と冗談で返している。そして、「イタリアはオレの第2の故郷なんだ。だから対戦することはいつも素敵だよ」と語った。
イブラヒモビッチは「サッカーでは90分間集中していなくてはいけない。そうしなければ、イタリアのようなチームにはその罰を受ける」と説明。「アイルランドとの対戦でオレたちは良い試合をせずに勝ち点1を手にしたよ。今日オレたちは良い試合をしたけれど勝ち点はゼロだったんだ。次の試合では絶対にベルギーに勝たなければならない」と敗北については語らず、気合を入れ直した。
所属するクラブではどこでも歴史を作り“伝説”となったイブラヒモビッチ。ここからスウェーデン代表を救うことはできるのだろうか。
【了】