イタリア代表のアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は死のグループ突破に満足しながらも前評判の低さに対して鬱憤を晴らしている。17日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
EURO2016のグループステージ第2戦が現地時間17日に行われ、イタリアはスウェーデン相手に1-0で勝利を収めた。この結果、第1戦に続いて2連勝を収めたイタリアのグループステージ突破が決まっている。
イタリアが入ったグループEは、つい先日までFIFAランキング1位に輝いたベルギー、FWズラタン・イブラヒモビッチ擁するスウェーデン、フィジカルが強くタフなアイルランドが入った今大会の死のグループとみられていた。
そして大会前にはチームの主軸であるMFクラウディオ・マルキージオとMFマルコ・ヴェッラッティが怪我で離脱。イタリア代表が勝ち進むことへの期待が少なかったことに、コンテ監督は溜りに溜った鬱憤を吐き出している。
「イタリアが2試合でベスト16に進出するなんて誰も期待してはいなかったね。このような形で勝つのは素敵だよ。スウェーデンがとても慎重だったから前半に苦労した。しかし、我々は彼らに一度もチャンスを作らせなかったんだ」
コンテ監督は「選手たちが少し不安な表情をしていたけれど、それももう消えたよ」とチーム自身も戦前には確信を持っていなかったことを明かした。グループステージ突破を決めて「第3戦では少しローテーションをしよう。サポーターは少なくともこれらの選手たちが次ぎ込む意欲に満足しているはずだ」と最後は喜びの表情を見せている。
下馬評が低い時ほど強いイタリア。今大会では一体どこまで辿り着けるだろうか。
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