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ロシアンフーリガン、イングランドファンを装い襲撃していた事実が明るみに

text by 編集部 photo by Getty Images

サポーター
マルセイユの衝突では負傷者も出た【写真:Getty Images】

 現地11日のイングランドvsロシアの一戦では、両国サポーターがマルセイユ市内で衝突し、多くの負傷者を出す事態となったが、騒動を起こしたロシアのフリーガンたちの行動が明らかになってきたようだ。16日、スペイン紙『アス』が報じている。

 試合会場のヴェロドロームに向かう途中で暴動に巻き込まれ、負傷したイングランド人のカップルの証言によれば「我々の後ろから走ってきて、殴られた。私のフィアンセも数発殴られたんだ。そして、他の友人たちも頭や肋骨を負傷した」ということだ。

 そして、その彼らを襲ってきたグループはマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーのユニフォームを着ていたということだ。「ロシア人だと気が付いた。イングランドサポーターの中に溶け込むためにユニフォームを着ていたのは明らかだ」と述べ、手にはマーシャルアーツ用のグローブも着けていたということだ。

 「これは計画されていたものだ」と語る上記カップル。純粋にサッカーを楽しみたい一般のファンにこのような被害が及ぶのは何ともいたたまれない限りだ。暴動騒ぎも多く報道されている今回のEURO。心ないフーリガンたちの暴挙が食い止められることを切に願うばかりだ。

【了】

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