槙野智章【写真:Getty Images】
日本代表は6日、大阪府内でキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に向けての前日練習を行った。
槙野智章は、国内組の意地をヴァイッド・ハリルホジッチ監督に示すつもりだ。
今回の代表メンバー発表の場で、指揮官は「プレーのスピードはフェラーリとバイクの違いがある」と海外と日本の差を表現した。
ACLの舞台から日本勢はすでに姿を消すなど、ハリルホジッチ監督の言葉も決して大げさなものではない。槙野も「言われることに対して歯がゆさはあるが、ACLの結果を受けてもそうだし、変えていかないといけない」と自覚している。
Jリーグで奮闘する選手たちにはさらなる成長が求められており、槙野は「今年のうちに『変わった』と監督の口から言ってもらえるように」と力を込める。さらに「今はバイクって表現されてますけど、ちょっとずつ排気量が増していけばいいと思います」と指揮官の言葉にかけて話した。
今大会、槙野はサイドバックとしても期待されている。「フィジカル的なところと、高さのところでの良さを存分に出してほしいということを言われた。出るからにはしっかりやらないといけない」と意気込んだ。
ハリルホジッチ監督とは「合流した夜に監督と長い時間ディスカッションした」という。対話というよりは指揮官の話を聞くのがほとんどだったようだが、40分ほどじっくり話すことができたことを喜んだ。
「もちろん合宿があるたびに話す機会はありますけど、時間を取って映像を見ながら面と向かって話せることはありがたいですね」
(取材:元川悦子)
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