カメルーン戦でFKを直接ゴールに叩き込んだディミトリ・パイエ【写真:Getty Images】
ウェスト・ハムに所属するフランス代表MFディミトリ・パイエは、EURO2016で注目される選手の一人かもしれない。5月31日に英紙『イブニング・スタンダード』が報じている。
現地時間30日にフランス代表対カメルーン代表の親善試合が行われ、フランスは3-2の勝利をおさめた。この試合のベストゴールとも言える神業FKが90分に生まれている。
ゴールから向かって右方向からパイエがフリーキックを蹴り、3人の相手選手の頭上を越えた後、孤を描きながらゴール左隅に吸い込まれた。時間も1.3秒だったことで、スピードを伴った技ありのFKだったと言えるだろう。さらに、GKから離れていく軌道だったため、相手GKも一度逆方向に動かされている。EURO2016でも、このFKはフランスにとって大きな武器となりそうだ。
フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督はこの場面を振り返り「パイエがボールに触れれば何かが起きる。フリーキックもコーナーキックも、とても精度の高いものを持っている。それは我々にとって非常に重要なことだ」と語り、同選手を称賛した。
ウェスト・ハムでは今季公式戦38試合に出場し12得点15アシストを記録。昨年夏に加入したばかりだが、誰よりも存在感を放っていた。母国開催のEURO2016では、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。
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