日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表候補メンバーの海外組は24日、千葉県内でトレーニングを行った。
キリンカップに臨むメンバーは26日に発表されるが、この日は川島永嗣、長友佑都、酒井宏樹、酒井高徳、吉田麻也、内田篤人、清武弘嗣、山口蛍、武藤嘉紀の海外組9選手が汗を流した。「バカンスに行く前に、この2試合に勝とう」と、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は選手たちに発破をかけたという。
9選手のうち内田、山口、武藤についてはメンバー招集を見送る方針のようだ。山口に関して指揮官は「様子を見なければならない。顔の骨折が治ってきていますので、先ほど本人にも『君はアラン・ドロンのようにかっこいいね』と言っておきました」とハノーファー所属のボランチに声をかけたことを明かした。
順調に回復しているとはいえ、ハリルホジッチ監督は「恐怖心なくコンタクトができるかどうか」と山口のメンタル面を気にかける。また、山口には来シーズンもドイツでプレーしてもらいたいようだ。
「先日、彼が私のオフィスにきてディスカッションしましたが、ドイツでの1年目は適応するのが本当に難しかったと思う。とにかくドイツに残ってやったほうがいいと言った。2部リーグでもレベルは高いし、1部に上げるという目的もある。彼がどこのクラブに行くはわかりませんが、コンタクトもしっかりとって準備していこうと思う」
2部降格が決まっているハノーファーでプレーを続けるのか、それとも新天地をもとめるのかはまだわからないが、山口がハリルホジッチ監督の構想に入っているのは事実。今は一日も早く実戦に復帰し、トップフォームを取り戻したいところだ。
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