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CL決勝の鍵は“疲労度”! レアルとアトレティコ、有利なのはどっち?

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウドとフェルナンド・トーレス
CL決勝の鍵は“疲労度”?【写真:Getty Images】

 いよいよ今季の欧州サッカーを締めくくるチャンピオンズリーグ(CL)ファイナルが現地時間の5月28日に行われる。カギを握るのは選手のコンディションとみられているようだ。17日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 リーガ・エスパニョーラが閉幕した時点での両チームの主力イレブンの総プレー時間を比較するとアトレティコ・マドリーが40,667分に対して、レアル・マドリーは33,291分である。つまり、マドリーは7,376分少ないことになる。これは約7.5試合分に相当する数字だ。両チームとも、リーガ、CL、コパ・デル・レイを戦ってきているが、マドリーのコパ・デル・レイ失格で大きな差がついているのが要因だ(アトレティコは準々決勝敗退)。

 そして、マドリーの方がよりうまくローテーションが回っていることの表れでもある。マドリーで最も出場時間が多いのはGKケイラー・ナバスの3,960分。DFペペ、セルヒオ・ラモス、MFカゼミーロ、FWガレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマら多くのレギュラー陣は3,000分に届いていない。

 その一方でアトレティコは、DFファンフラン、MFコケ、GKヤン・オブラク、FWアントワーヌ・グリエーズマンは4,000分を超えている。FWフェルナンド・トーレスのみ2,500分に達していないという状況だ。主力選手への依存度がより高くなっているのが数字からもわかる。

 ここまで来たら疲れなどとは言っていられないだろうが、同時に見逃せないデータでもある。しかも、両チームのほとんどの選手がCL後にはユーロ、コパ・アメリカ、リオ五輪といった国際大会に出場することになる。コンディション管理の成否がどう勝敗に影響が出るのだろうか。ディエゴ・シメオネ、ジネディーヌ・ジダン両監督の腕の見せ所だ。

【了】

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