レナト・サンチェス【写真:Getty Images】
ベンフィカの“最高傑作”がバイエルン・ミュンヘンに移籍したことが話題を呼んでいる。同クラブは10日、ポルトガル代表MFレナト・サンチェスと5年契約を結んだことをクラブ公式サイトで発表している。
サンチェスは、9歳でベンフィカに入団し、昨年10月にトップデビューしてからチャンピオンズリーグ(CL)デビューまで一気に上り詰めた弱冠18歳の同クラブの最高傑作だ。12月のアカデミカ戦では、35メートル級の見事なロングシュートを決めて、観客の度肝を抜く初ゴールを記録している。
フィジカルが強く、強烈なミドルシュートが放て、戦術的に必要なあらゆる役割を問題なくこなせる万能型MFというのが彼の特徴だ。最近マンチェスター・ユナイテッドを初めとする多くのビッグクラブから獲得を狙っていると報じられていたが、先日行われたCL準々決勝バイエルン戦での好パフォーマンスが、バイエルンのフロントを獲得に動かせる決め手となった可能性が高い。なお、移籍金は3500万ユーロ(約43億円)となっている。
バイエルンは、来季からジョゼップ・グアルディオラ監督の後任としてカルロ・アンチェロッティ氏を新監督に招聘することが決まっている。サンチェスは、名将の下、スター軍団の中で頭角を現せるのか。期待は膨らむばかりだ。
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