岡崎慎司は前線で奮闘したがゴールを奪えず【写真:Getty Images】
【マンチェスター・ユナイテッド 1-1 レスター プレミアリーグ第36節】
プレミアリーグ第36節が現地時間1日に行われ、首位レスターは敵地オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。
この試合に勝てば無条件で優勝が決定するレスターがもはやお馴染みになったメンバーでユナイテッドに挑む。エースのヴァーディーは出場停止のため欠場したが、代役には前節と同じくウジョアが起用され岡崎とコンビを組んだ。
試合が動いたのは8分、右サイドを駆け上がったバレンシアのクロスが大外まで流れ、フリーになっていたマルシアルが冷静にシュートを流し込んでユナイテッドが先制点を奪った。
これまで幾度となく紙一重の勝負をものにしてきたレスターは下を向かずゴールを目指す。チャンスらしいチャンスを作れない展開ながら17分、ドリンクウォーターのコーナーキックに主将モーガンが頭で合わせて貴重な1点をゲット。早々と同点に追いついた。
その後はユナイテッドがボールを握ってレスターが守る展開となる。フェライニが高さを生かし再三ゴールに迫ったが、2点目を奪えず1-1のまま前半を終えた。
レスターは後半開始早々の50分にチャンスを迎える。マハレズのパスに抜け出したシンプソンが折り返し、岡崎が空いてDFともつれながらゴール前に飛び込むもわずかに合わない。コーナーキックもシュートに結びつかなかった。
勝って優勝を決めたいレスター。なかなか逆転の1点が生まれず67分に岡崎を下げてグレイを投入して状況の打開を図る。対するユナイテッドはマタやエレーラを送り出し、中盤の構成力を上げてゴールへの圧力を強めようとする。
その目論見は功を奏し、終盤はユナイテッドが押し込んでサイドから何度もクロスを入れるが、レスターの守備陣も強い気持ちを見せて跳ね返し続ける。終盤には古巣対決となった中盤の柱ドリンクウォーターが2枚目のイエローカードを受けて退場処分を受けたが、なんとかユナイテッドの攻撃を防ぎきった。
世界中が注目した一戦は1-1のドローに終わり、レスターは“夢の劇場”でのプレミアリーグ制覇実現を逃した。現地時間2日に行われるチェルシー対トッテナムで後者が引き分け以下に終われば、レスターの優勝が決定する。
【得点者】
8分 1-0 マルシアル(マンチェスター・U)
17分 1-1 モーガン(レスター)
【了】