レスター・シティのキャスパー・シュマイケル【写真:Getty Images】
ピーター・シュマイケルという偉大な父を持つGKキャスパー・シュマイケルは、父親と肩を並べるべくマンチェスター・ユナイテッド戦に挑む。
キャスパーの父親シュマイケル氏は1991年から8シーズン、ユナイテッドの主力としてゴールマウスを守った。1998/1999シーズンにはユナイテッドで3冠達成に貢献している。現在でも語り草になるほどの伝説のGKだ。
その息子は、知る人ぞ知る存在にすぎなかった。しかし、今シーズンのレスターの躍進を支えたのは、他ならぬキャスパーだ。国内リーグ全試合に出場し、許した失点は「33」のみである。この数字はリーグ3位の記録であり、キャスパーの貢献なくして今シーズンのレスターの躍進もなかったはずだ。父シュマイケルが現役時代の絶頂期を過ごしたオールド・トラフォードのピッチに、キャスパーは新王者になるべく立とうとしている。
果たして“息子”はレスターの初優勝に貢献し、父親の功績の一つ「プレミアリーグ制覇」を達成することができるのだろうか。
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