アヤックスで大ブレイクしたアルカディウシュ・ミリク【写真:Getty Images】
今季アヤックスでリーグ戦29試合出場にして21得点を挙げ大ブレイクを果たしたポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクは、夏にビッグクラブへと移籍するかもしれない。ポーランドメディア『オネ』が報じている。
同選手にはバルセロナやアーセナル、リバプールといった強豪がこぞって関心を示していると報じられてきた。代理人を務めるワンタウイ・パンタク氏は「いくつかのクラブと接触している」と移籍の可能性を認めている。
しかし「今はこの件についてこれ以上何も話したくない。移籍について議論すべき時ではない。最近移籍についてたくさんのことを言われるが、アレック(ミリクのあだ名)には試合に集中すべきと伝えている」と具体的な移籍先などへの言及を避けた。首位アヤックスは2位PSVと勝ち点で並んでおり、優勝のために残り2試合が非常に重要な意味を持つ。
ミリクは189cmの長身ながら柔らかい足元の技術を備えるストライカー。ポーランド系ドイツ人のミロスラフ・クローゼに似たプレースタイルで知られる。2009年から在籍したレバークーゼンでは鳴かず飛ばずだったが、2014年にアヤックスへ移籍して才能が開花。今ではポーランド代表でロベルト・レバンドフスキの相棒を務めるまでに成長した。
すでにオランダ国内では圧倒的で、今夏さらに競争力の高いリーグへのステップアップしていくことはほぼ確実な情勢だ。オリビエ・ジルーやテオ・ウォルコットの退団が噂されるアーセナルか、バルセロナでMSNトリオに勝負を挑むか、リバプールでユルゲン・クロップの指導を受けるか…ミリクの決断に注目が集まる。
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