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香川真司 9年前

香川、ブレーメン戦は“先発皆勤”のホーム。2シャドー熟成へ90分を与えられるか

ブンデスリーガ第28節でブレーメンと対戦するドルトムント。香川真司は、日本からの長距離移動を経てのチーム合流となるが、後半戦ではホームでの試合で全試合先発を果たしているだけに先発出場の可能性は高い。トーマス・トゥヘル監督は、香川に90分を与えるのだろうか。(文:本田千尋)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

得点源を欠きそうなブレーメン

香川真司
ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】

 今季では最後の代表ウィークが明けて、ブンデスリーガも残すところ7試合となった。2016年4月2日のブンデスリーガ第28節、ボルシア・ドルトムントはホームにブレーメンを迎える。

 3位のヘルタ・ベルリンとの勝ち点差を16とし、2位の座を揺るぎないものとしているドルトムントに対して、14位のブレーメンは残留争いの真っ只中にある。降格圏の17位フランクフルトとの勝ち点差は、たったの1だ。

 それでも17位で折り返した前半戦の終了時に比べて、ブレーメンは少しずつ調子を上げてきた。昨秋に契約を結んだ成果分析担当のアクセル・デルフース氏によって、チーム全体のコンディションは上向いている。

 例えば3月31日付の『キッカー』誌のデータによれば、チーム1試合あたりの平均走行距離は、前半戦の113.11キロから後半戦では114.36キロと、わずかではあるが数字を伸ばしてきている。また、FWのペルー代表クラウディオ・ピサーロは、前半戦は17試合で2だったゴール数を、後半戦は10試合で10得点と飛躍的に伸ばした。

 しかし得点源のピサーロは、3月30日の南米予選ウルグアイ戦で背中を痛めて、ドルトムント戦の出場は疑わしい状況だ。また今冬にチェルシーからレンタル加入してフル出場を続けてきたCBのセネガル代表パピー・ジロボジは、前節マインツ戦でのデ・ブラシスに対する侮辱行為によって、3試合の出場停止処分となった。

 このように攻守において少し不安定な状態であること、また素直に順位差を考えれば、ドルトムントにとってブレーメンは、さほど難しい相手ではないと言えそうだ。

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