引退試合を開催するアルバロ・レコバ【写真:Getty Images】
かつてインテルで一世を風靡した元ウルグアイ代表のアルバロ・レコバが、現地時間31日に母国で引退試合を開催する。所属のナシオナルが発表している。
レコバは1997年からインテル、ヴェネチア、トリノなどセリエAのクラブで活躍。「今日の試合が雨上がりのピッチなら、僕の左足で虹を描いてみせるよ」という名言はあまりに有名となり、その巧みな左足のキックでカルチョの国を沸かせた。
その風貌から“エル・チノ(中国人の意)”で親しまれ、セリエでは通算216試合で64得点を挙げている。
インテルのマッシモ・モラッティ会長(当時)は、かつて「獲得した選手の中で最も偉大だった」とレコバを寵愛し、不調時もその才能を評価し続けた。
ウルグアイ代表として68試合14得点を記録。2002年日韓W杯にも出場している。また、日本代表とは2度対戦したこともあり、2得点を決めている。
引退試合はナシオナルの本拠地グラン・パルケ・セントラルで開催される。クラブの発表によれば、インテル時代のチームメイトであるハビエル・サネッティ氏、クリスティアン・ビエリ氏、フランチェスコ・トルド氏、イバン・サモラーノ氏、フアン・セバスティアン・ベロン氏に加え、フアン・ロマン・リケルメ氏、カルロス・バルデラマ氏など豪華なメンバーが集結する予定となっている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はビエリ氏のコメントを伝えており、「私がインテル時代に決めた50ゴールは彼のおかげだ。だから、彼に感謝を示さないわけにはいかない」と敬意を表した。
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