サンフレッチェ広島【写真:Getty Images】
J1のサンフレッチェ広島は29日、構想中の新スタジアム建設候補地の決定が延期となったことを広島県、広島市、広島商工会議所から通達されたと発表した。
広島の新スタジアム『ヒロシマ・ピース・メモリアル・スタジアム(仮称)』の候補地には、クラブが希望する旧広島市民球場跡地と、県や市の自治体が希望する広島みなと公園が挙がっていたが、両者の意見が一致せず着工が進んでいなかった。
県、市、商工会議所の3者は「スタジアムの建設候補地は広島みなと公園が優位」という公式発言を表明しており、当初は3月中に検討協議会で建設候補地を決定する予定だったが、今回の発表によって選定は一時的に白紙となった。
クラブは今回の決定に、「弊社に期待の声をお寄せいただいたサポーター・国内外のスポーツファン・広島県民・広島市民の方々を代表して、本日の発表に感謝申し上げます。本日の発表で、その前提もなくなり、今後は関係者間の議論を深めていく視野が開けたものともとらえております」と関係各者に感謝の言葉を述べ、再度議論を進めていく姿勢を示した。
今後はクラブも交えた4者で会談を進めていくことを表明している。
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