1位で最終予選へ
【日本 5-0 シリア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は29日、ロシアW杯アジア2次予選でシリア代表と対戦し、5-0で勝利を収めた。
この日の日本はGKに西川周作、4バックは左から長友佑都、森重真人、吉田麻也、酒井高徳。ボランチは山口蛍と長谷部誠が組み、トップ下には香川真司が入った。そして、宇佐美貴史、岡崎慎司、本田圭佑の3トップとなった。また、キャプテンは岡崎慎司が務めることになった。
日本は8分、右サイドの高い位置に出た酒井高徳と香川真司とのパス交換から長谷部誠がPA内で抜け出す。折り返しを岡崎が狙うも枠を外れた。
その後も両サイドから積極的に攻撃を仕掛けいくと17分、日本が先制に成功する。ショートCKを受けた香川がシュート性のクロスを送ると、相手GKのパンチングがシリアの選手に当たってゴールへ吸い込まれた。
さらに26分、右サイドに流れた岡崎とのコンビネーションから本田がワンタッチで落とす。これを酒井高徳が受けてシュートを放つも決めきれない。31分には宇佐美が左サイドから中に侵入し、強烈なシュートを放つもGKにブロックされた。
その後はシリアのカウンターを受ける場面もあったが、大きなピンチにはならず。日本が1点のリードを奪って前半を折り返した。
後半最初のチャンスも日本に訪れる。50分、敵陣で前線の選手が絡んでチャンスを作る。右サイドの本田から岡崎、香川を経由し宇佐美にボールが渡るも相手にカットされた。54分には岡崎のクロスに本田がフリーでヘディングシュートを放つも、クロスバーの上を越えた。
日本は58分、相手との接触で流血した山口に代えて原口元気を投入する。原口はそのままボランチに入った。61分、森重のクロスにファーサイドで本田が頭で合わせるも、ポストに嫌われた。
直後の62分、シリアはアルマワスがミドルシュートを放つも、ポストに当たり同点とはならず。日本は事なきを得た。
嫌な流れを断ち切りたい日本は66分、背番号10が仕事を果たす。PA内で相手が処理を誤ると本田が繋ぎ、香川が胸トラップから左足ボレーを決めて2-0とした。
日本は78分、岡崎に代えて金崎夢生を投入する。83分にはシリアにシュートを打たれるも長谷部が体を張ったブロックで防いだ。85分、宇佐美に代えて清武弘嗣をピッチに送り出した。
そして86分、カウンターから香川のクロスに本田が頭で決めて3-0とした。さらに90分には香川がこの日2点目を決め、原口にもゴールが生まれた。試合はこのまま5-0で終了し、日本は1位での最終予選進出を決めた。
【得点者】
17分 1-0 オウンゴール(日本)
66分 2-0 香川真司(日本)
86分 3-0 本田圭佑(日本)
90分 4-0 香川真司(日本)
90分+2 5-0 原口元気(日本)
【了】